【介護ストレス激減】おむつ交換や排泄介助を楽にするおすすめ便利グッズ8選
こんにちは、現役看護師のさやみんです。
介護の悩みでワースト3くらいに入るものがおむつ交換などの下の世話と呼ばれるものですよね?
あなたは今介護やおむつ交換でストレスを感じてはいませんか?
私ら看護師はそれを仕事と割り切っているため、特に苦痛に感じたことはありませんが、自宅で両親などを介護している方にとって毎日のおむつ交換などは本当に大変でストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな介護を頑張っている方に向けて、少しでもおむつ交換や下の世話が楽になるような、おむつ交換などに使える定番のグッズから最新のものまで便利グッズを紹介していきたいと思います。
- 介護をしていておむつ交換を実施している方
- 家族のおむつの世話に悩んでいる方
- 家族が少しずつ失禁が増えてきておむつを検討している方
このような方にぜひ読んで参考にしていただけたらと思います。
おむつ交換におすすめな便利グッズ
ではここからどんどん紹介していきますよ。
知ってて当然なものから行きますので、この辺りはすでに使っているという方は飛ばしながら読んでみて下さい。
陰洗ボトル
おむつ交換には必需品のこちら。
排便時にはきれいに汚れを落とさないと、肌が荒れたり、感染症の原因になってしまうことも。
そのため最低でも1日に1回は実施し、その他に排便があればこまめに陰洗を実施してあげてください。
ちなみにペットボトルなどでも代用は可能ですが、看護師としてアドバイスするなら
「陰洗ボトルは絶対に購入した方がいい」
と思います。
その理由は
- そんなに高くない(1000円前後で買える)
- 使ってみるとシャワーの切り替えや使いやすい形状などでかなり便利
ということです。
すぐにダメになるようなものでもないので、あればかなり長期的に使えて、何よりおむつ交換が楽になるのでおススメですよ。
ドラッグストアなどでも取り扱っているところはありますし、ネットでも簡単に購入出来ちゃいます。
【リッチェル】お尻洗浄用ボトル:シャワぞう【陰部洗浄】【陰洗ボトル】
手袋・グローブ
よくご家族に普段家でどのようにおむつ交換をしているのかと聞いてみると
「素手でやってるんですよ~手袋代も馬鹿になんないじゃないですか~。」
という声をききます。
確かに毎回手袋をはめていればそれなりに経済的な負担もありますが、やっぱり人間の排泄物を素手で触るというのが気分的にもよくないですよね。
さらには高齢者にはMRSAなどの常在菌(自分ですでに持っている細菌のこと)にも感染しやすくなったりと、排便の中には感染を起こすような菌がいることもあります。
そんな方から家族へ感染するなどの、二次感染を予防するうえでもしっかり手袋をつけておむつ交換などをするようにしましょう。
Amazonでも大量買いで安く購入することもできますよ。
防水シーツ
おむつを使っていて悩むのがおしっこが漏れてしまうことです。
ただ衣類が濡れたくらいなら、すぐ交換できますが、ベッドシーツやマットレスまでしみてしまうとかなり大変です。
そうならないためにも、防水シーツはかなり効果的。
ちなみに病院では「横シーツ」というものをこの防水シーツの上に一緒に使用し、もしおしっこが漏れてしまった場合には、防水シーツと横シーツのみを外せばOKという具合になっています。
ベッドシーツを丸ごと取り換えるよりかなり楽です。
ちなみに横シーツというものはこんなかんじ。
背中から太ももくらいにあたるような位置に設置するのがコツです。
電動ベッド
当たり前すぎますが、ベッドの高さが低すぎるとかなりの確率で腰痛に・・・。
そして高さを変えられる電動ベッドを利用した方が絶対に体への負担が軽減します!!!
実際に私は看護師になって新人時代のころ、ベッドの高さを買える時間も惜しかったので低いベッドでおむつ介助をしていたことがありますが、人生で初めて腰痛を経験しました。
そしてやっぱり介助時の体勢がどれだけ大切かを実感したので、介護で大変だと感じたら使用している物品をもう一度見直してみることをお勧めします。
ちなみにこの電動ベッドは介護保険を利用すれば、福祉用具貸与ということでひと月数百円~数千円程度で利用が可能です。
介護保険についてよくわからない方はこちらをどうぞ。
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体交まくら
専門用語で何のこと?と疑問に思ったらすいません。
略さずに言うと「体位交換用の枕」ということです。
おむつ交換をするときに、本人がベッド柵などにしっかりつかまって横向きを保持してもらえると楽なのですが、力や体力がなくなってすぐにあお向けにもどってしまう方もいますよね?
そんな方には
ぜひこの「体交まくら」と使って、横向きをキープできるようにしてあげましょう。
普通の抱き枕のようなものでも十分ですが、個人的には上記のような三角タイプのクッションの方が横向きになりやすそうな気がして好きです。好みのクッションを見つけてみては?
ポータブルトイレ・差し込み便器・尿器
高齢者の中には、かなり歩行もフラフラで転びそうなのにも関わらず、
「トイレに行くんだー!おむつなんかに出来るかー!!!」
といって家族やナースの心配をよそに歩き始めてしまう方、いますよね~。
確かにおむつの中に排泄をするのは、私達でも抵抗がありますし、それを他人に交換してもらうというのもプライバシーや羞恥心を感じやすいかなと思います。
そんな方にはまずポータブルトイレを設置し、すこしでも出来ることを生かし、ご本人の「トイレでしたい」という気持ちを尊重してあげましょう。
今ではポータブルトイレも水洗式が主流になっているんですかね?
物の進化ってすごいです・・・
またポータブルトイレにも移る体力がないような方には、ベッドにいたままウンチやおしっこが出来るグッズもおススメです。
こちらは男性用の尿器。
破棄も簡単でポータブルトイレは管理がちょっと・・・という方にも手軽でおすすめですよ。
尿器と尿器受けセット 男性用 533-740 アロン化成 介護用品
差し込み便器はあまり使わなくなってきていますが、このようにどうしてもおむつにはウンチをしたくないという方には使ってみてもいいのではないでしょうか?
これはハイテク!と感じる現代風介護グッズ
今まではおむつ交換やトイレ時の介護の定番グッズを紹介してきましたが、ここからはなかなか知らないようなハイテク便利グッズを紹介していきたいと思います。
おしっこが出たらスマホでお知らせ!おむつセンサー
こちらはおむつの外側に装着し、おむつ内の湿度を測定することでおむつが濡れたかどうかを判断し、アプリで教えてくれるグッズです。
これがあれば、夜間のおむつ交換も適切なタイミングで実施できるし、おしっこの回数が多すぎてシーツまで濡らしてしまうことも防ぐことができますね。
しかもおしっこのタイミングや回数をデータで残しておいてくれるため、体調管理やおむつ交換の時間決めにも役立ちますね。
消臭に劇的効果!オゾン発生器
どうしてもおむつなどをしているとお部屋に不快なにおいが染みついてしまいますよね。
病院でさえも、なかなかこのようなにおいを取り切るというのは難しいのが現状です。
しかし、自宅で介護をしている方にとってみればその空間は家族が生活をするための大切な空間でもあるわけです。その空間のにおいが不快なままだと介護自体が苦痛になってしまいます。
そんなにおいのストレスを抱えている方に知ってほしいのが「オゾン」というもの。
除菌効果もあり衛生的にもおすすめなのですが、なんといってもすごいのが消臭力!
介護施設などでも使われているような業務用のものを自宅やお部屋で使えるように改良したものがこのオゾン発生器です。
オゾンについて知らないとなかなかわかりづらいと思うので、実際に使ってみた感想や汚く濁った水をきれいにする実験などを紹介している公式サイトをぜひ見てみて下さい↓
まとめ
ここまで定番のものから、なかなか知らないような隠れグッズまで紹介してみましたが気になったものはあったでしょうか?
介護はそれだけで辛い・嫌だと感じてしまいがちですが、このようなグッズを活用して少しでも前向きに介護に取り組んでいただけたらと思います。
また介護保険サービスなどを利用して、本人・家族が楽に過ごせるようにしていきましょう。
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