突然の入院もOK!すぐに揃えられる入院準備リスト【高齢者編】
高齢者が入院となってしまった場合、必要な準備をするのは家族ということになります。
病院で実施される入院オリエンテーションでも必要物品の連絡はあるかと思いますが、高齢者の場合には用紙に書いてるものだけでは不十分なこともあります。もし何かが足りなかった場合には、再び用意をしたり購入するための手間や時間がかかったりしてしまいます。ご家族の場合には普段仕事をしている方が多いと思いますので、入院の準備も出来る限り一度で済ませたいと思いますよね。
ここでは、高齢者が入院する際に必要な物品リストを紹介します。そして状態によって要るもの、要らないものが出てきますので、ここを参考に準備してみて下さい。
必ず必要なもの
- パジャマ・下着(前開きのものを3着ずつくらい)
一般的に家族が2、3日おきなどに面会に来ることが出来て洗濯物を管理することが可能な場合の枚数です。もし仕事が忙しかったり、病院までが遠いなどの理由で面会に来れない場合はこれ以上の枚数が必要となるため看護師などに相談してみてください。
- 靴下
- 靴(スリッパはやめましょう)スリッパがNGな理由はこちら
- 箸
- スプーン
- コップ
- バスタオル・タオル(2枚ずつくらい)
- シャンプー、ボディーソープ
- お金
飲み物やTVカードを購入する際などに必要となりますので、小銭や1000円札は多めに準備しておきましょう。また大金を置いておくのは医療施設の方も嫌がります。トラブルのもとにもなるため、高額なお金は持たないようにしましょう。
- 携帯電話お部屋で通話するのはダメな病院も多いため、使用できる場所の確認をしておきましょう。
- 内服薬
意外と忘れがちなのがいつも飲んでいる薬。これをもとに医師が内服薬を調整したりするため、必ず忘れずに持参するようにしましょう
状態に応じて必要なもの
- おむつ・尿パッド
今まで自分でトイレに行けていた方も入院を気におむつを使用するということもよくあります。看護師などから必要性を説明された場合には、おむつや尿とりパッドなどを準備しましょう
- 入れ歯洗浄剤とケース
入れ歯を使用している方でも、入れ歯用洗浄剤を使用していないことが多いです。いつもは洗浄していなくても、そのばい菌から更なる感染を起こす危険も考えられます。入れ歯をしている方は一緒に洗浄剤も用意するようにしましょう。
- 眼鏡
- ストローコップ・吸い飲み
状態が急激に変化していると手に力が入りにくくなったりするため、持ちやすく飲みすいストローコップや吸い飲みなどがあると便利です。
- 食事エプロン
食事の際に食べこぼしてしまう恐れがある場合には、防水の食事エプロンを準備しましょう。
あると便利なもの
- 爪切り
- 台所用洗剤とスポンジ
- カーディガンなどの羽織りもの
- 保湿剤
持ち込みがダメだったり許可が必要なもの
- 電気ポット
- DVDプレーヤー
- パソコン
- 食品
みなさん入院中の不便を感じて電気ポットなどを病室に持ち込む方も多いですが、意外とそのような電化製品は禁止されていることも多いのです。
規則として記載されているにも関わらず持ち込んでしまうと、私たち看護師も注意をしますし、お互いが嫌な思いをすることになるため、
「これは大丈夫かな?」
と思った場合には事前に看護師などに相談してみましょう。
高齢者の場合は状態をみて必要なアイテムを考えよう
高齢者の場合、自分でなんでもできる方も入れば寝たきりの状態の方もいます。
その人の活動状況や、出来る事の状態によって必要なものがちがいます。そしてそのご本人の状況を一番知っているのは、私たち看護師ではなく家族の方です。
よく「自分でなんでもできる人だから大丈夫」を入院時にサポートアイテムを用意しない家族もいますが、そのような方に限って実は尿漏れをしていたり、自分で入れ歯のお手入れが出来ていなかったりするのです。
入院の際には、改めて入院する本人がしっかり身の回りのことを適切に出来ていたかどうかを振り返って、必要なものを見極めるようにしましょう。
基本は病院のマニュアルを守ろう
入院時には病院側から入院時の必要物品の説明があると思います。
基本的にはそのマニュアルを読んで正しい準備をしましょう。