認知症

【認知症要注意】なりやすい人と職業の共通点はこれだ!

さやみん

こんにちは、現役看護師のさやみんです。

私は現在総合病院で働いていますが、実際に診察にいらして「認知症」や「認知症疑い」と診断される方と日々関わらせていただいています。

そして、その診察に同席していると認知症になる患者さんの特徴や共通点があることが経験上わかってしまいます。

例えば入院している患者さんの場合だと

「この人以前〇〇やってたらしいよ。」

「やっぱりね・・・」

「昔〇〇の仕事してたんだって。」

「じゃあやっぱり認知になっちゃうよね。」

なんていうナース同士の会話は結構よくある話なんですよね・・・(;’∀’)

 

今回はなかなか表には出ないけど医療界では話題の「認知症になりやすい人の特徴」について書いてみたいと思います。

※最初に書かせていただきますが、ここで書いているのは一個人の主観的なものです。根拠はありませんのでご理解いただいた上でお読みください。

認知症になりやすい人の特徴 パート1:性格編

最初はどんな性格の人が認知症になりやすいのかを考えてみたいと思います。

認知症になりやすい人の性格
  • 頑固
  • 内気・人と話すのが苦手
  • マウンティング気質
  • 完璧主義

認知症になることによっても性格の変化はありますが、基本的にこのような性格がもともとのベースにあることが多いように感じます。

そして男女間で特徴にも違いがあるんです。

特に男性の方は職人気質というか、ハラスメント気質というか・・・

看護師は認知症の男性の方にののしられることは、慣れっこな感じです。

「俺はぁ、東大に出てるんだよ!こんなしょぼい病院なんかいる必要はないんだ!さっさと帰らせろよ!」

「看護師なんか馬鹿でもできる職業だろ!俺を誰だと思ってる!!!」

と言いながら一生懸命出口を探し回る認知症患者さんの相手を看護師は日々しているわけでありまして・・・

 

そして女性の方に限っていうと、女性はどちらかと内気であまり人と話すのが苦手なイメージの人が多い感じ。

家にこもってひたすら主婦業に専念してきました、なので見知らぬ他人がいるところ(デイサービスなど)は嫌ですという方が認知症になりやすいと個人的に思います。

「いつも使っているお財布がないの。どなたか知っているかしら?」

「ここに娘がいるはずなんだけど、呼んでもらえるかしら?」

なんていう感じ。

女性はあまり暴力的にはならず、おしとやかに廊下をうろうろしてみたり、しつこく何かを探し回ってみたり執念深さはやっぱり女性の方が強いです。

認知症になりやすい人の特徴 パート2:職業編

次に職業について個人的な統計を出してみました(信ぴょう性なさすぎですが・・・)

しかし看護師は入院時に今までの職業なども把握するためその人の職業などを詳しく知ることができます。

そんな看護師の超主観的なデータをご覧ください(笑)

認知用になりやすい職業
  • 教師
  • 専業主婦
  • 農家
  • 事務職
  • 建築などの現場関係
  • 管理職

やはり1位は王道の教師ですね。

これはかなりの確率です。

なんでしょうかね、プライドの高さと日々のルーチン業務と予測外の事態への適応の少なさなんかが関係しているんでしょうか?

専業主婦は女性の中でもっとも認知症の割合が多いと思います。

何かしら仕事をしていた方は専業主婦の方よりは認知症になりにくい気がしています。

農業・事務職・建築などの現場関係も多いと思っています。

一般的に同じことの繰り返しだったり、日々同じ場所で同じ人と接しているような仕事は要注意です。

最後の管理職も以外に要注意。(特に高学歴の方)

高学歴でもともと頑固でマウンティング気質の方は認知症になりやすいと感じています。

 

そして結果的に看護師をディスってくる厄介なパターン・・・

もし自分はヤバイと思ったら気を付けて下さいね。

認知症になるとどうなる?

では次に認知症になるとどうなってしまうのか?

病院での認知症あるあるを紹介してみたいと思います。

とにかく「家に帰る」とうろうろ徘徊

何より多いのは、病院にいるということが理解できず、でも自宅ではないということはわかるため、その場所から家にもどろうとして徘徊になるパターン。

昼夜かまわず脱出しようとするため、看護師のエネルギーはかなりそぎ落とされます・・・

しかしこのような方に怒ったり、認識を正そうとしても逆効果。

ナースはただ傾聴して、付き添うしかないんです。

「さっき仕事でな・・・」昔の話を繰り返す

今の日付や年齢などの感覚も分からなくなってしまうため、自分が今一番輝いている年齢にもどっている方も多くいます。

「今社長が取引先に行けって言ってて・・・」

「あっちで今生徒が質問に来てる」

「あの子が学校でいじめられたって。」

と多分自分が現役時代にタイムスリップしているような感覚なんでしょうね。

 

私個人的にはこのような武勇伝をひたすら聞きに徹するのは嫌いじゃないです(笑)

 

めん棒やガーゼを食べてしまったケースも

さらに認知症が進行すると誤食と言って食べ物じゃないものを食べてしまうことも。

病院内では排泄物からめん棒の一部やガーゼが出てきたというありえない事例も経験済みです。

 

お部屋に伺ったら壁一面う〇こだらけ

一番厄介なのがおむつや排泄物いじり。

誰でも1回は看護師はこのようなケースを経験しているはずです(笑)

もう勘弁して・・・

と言わずにはいられません。

ちなみに1回このようなことをすると、身体抑制といってベッドに縛り付けられたり、「つなぎ」といって服の内側に手を入れられない仕組みの衣類を着させられることになるのでご注意を。

まとめ

いかがでしたか?

個人的に思ったことをがんがん書かせていただきましたが、すこしでも認知症のことを気にかけてもらえるきっかけになればと思います。

もし自分の家族や親が認知症と診断されたなら、決して放置することなく早め早めの対策を心がけていきましょう。

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この記事を書いている人
管理人 さやみん
管理人 さやみん
現訪問看護師 ケアマネジャー 元退院調整看護師
総合病院勤務の時に1000人以上の患者様、ご家族様からの介護・病気・終活などの相談に対応。 「その人らしい生き方」「介護で苦しまない」をモットーにアドバイスしています。 治療も介護も正解はない! 「これでよかった」と思える人を増やすべくネット上で活動しています。
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