インスリンの見守りはヘルパーにしてもらえるのか?自分でできない時はどうする?
母が認知症で一人暮らしをしていましたが、入院を機に糖尿病と診断され、インスリンを自宅で打つように言われました。
現在、1日3日食後にインスリンを打っています。
訪問看護師さんにも来てもらって手伝ってもらうのですが、目も悪かったりで自分でしっかり打てません。
結局私が毎日食後に訪問するような状況で疲れました。どうにかなりませんか?
このような相談をいただきました。
インスリン管理はかなり退院調整でも、相談の多い医療行為の一つです。
「インスリンなんてたくさんの人がしているから大丈夫だろう」
と思って退院してみると、自分でしっかり管理が出来なくて、低血糖になって救急搬送になった・・・
というケースは病院ではあるあるです(;一_一)
そんなインスリン注射の管理もヘルパーさんに任せられたら・・・
と思う方もいますよね?
今回はインスリン注射の管理とヘルパーの内容について、書いてみたいと思います。
ヘルパーにインスリン注射の見守りはしてもらえる?
ヘルパーさんは生活の支援が目的です。
医療行為は基本的にできません。
ですので
「今日インスリンは打ちましたか?」
「そろそろ注射の時間ですよ」
という声掛けは出来ても、インスリン注射を実際に打ったり、準備をするという医療行為はできません。
こういった医療行為を行えるのは「看護師」ということになります。
自宅に来てもらうのであれば、「訪問看護師」をお願いしましょう。
または日中だけでも看護師が常駐しているデイサービスを利用するというのも一つの方法です。
実際に代わりに注射をしたり、その管理をしてもらうなら訪問看護かデイサービスを利用するべき
もし本人が注射が出来ずに悩んでいるのであれば、まず訪問看護の利用をすすめていきましょう。
訪問看護は「介護保険」と「医療保険」の2つから利用できるため、その病状や介護保険の申請の有無によっても変わってきます。
介護保険をすでに利用している場合には、必然的に介護保険からの利用になるので、1割負担で利用可能ですが、その分限度額の範囲内という利用条件があります。
介護保険を申請したければ、要支援だったというような場合には、利用できるサービスも限られてくるため、訪問看護に毎日来てもらうというのは難しいでしょう。
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介護保険を利用していない場合には、病院の医療費と同じように医療保険から利用することが可能です。
そうすると、3割、2割、1割といったように年齢や収入によって負担する割合が変わってきます。
この場合では、基本的に週3回までの訪問をしてもらうことが可能です。
毎日の注射をすべて訪問看護師に任せられる?
訪問看護師やデイサービスを使えば、看護師が注射をしてもらえます。
しかしそれで、冒頭のようなケースにおいて、インスリン注射は問題なくなるでしょうか?
1日3回で毎日の注射に、毎回訪問看護師に来てもらうことは不可能です。
デイサービスも日中だけなので、どうしても朝や夜は家族のサポートがないと難しいといえます。
ただこういったサービスを使うことで家族の負担軽減につながることは事実です。
もし家族が頻回の注射で大変だという場合には、すぐにこのようなサービスを利用できるように進めていきましょう。
どうしても無理なら施設入居を検討する
それでも家族の負担が大きすぎたり、遠保介護でサポートが難しい場合には、施設へ入居を決めるというのも一つの方法です。
実際にインスリン管理を理由に、自宅へ退院できずに施設入居となった患者さんもいらっしゃいます。
そういった場合には、施設入居を検討してみてもいいかもしれません。
ネットで資料請求できる施設検索サイトはどれがおすすめ?人気の3社を比較!
このような検索サイトには、検索条件の中に「インスリン」や「注射」の項目があるので、そこで検索をかけると看護師が注射管理をしてもらえるかどうかがわかりますよ。
それでもダメな時の対処法はサロン会員様に秘密で公開中
それでも、どうにか自宅で生活をしたい!という場合には、こっそり他のサイトでは教えていない裏技をお教えします(*^-^*)
というのも、私が総合病院の看護師という立場だから可能な裏技でもあります(笑)
しかし実際にこれで認知症で1日3回の注射が出来ずに、自宅はムリだと思われていた患者さんが、無事に家に帰れたという結果もあります。
もし知りたい場合には、さやみんサロン会員メンバーにこっそりお話していますので、気になった方は下のサロンのご案内より登録をお願いいたします。