よくある質問と相談事例

一人っ子は実家を継ぐのが当然?私が放棄することに決めたワケ

さやみん

こんにちは一人っ子ナースのさやみんです。

タイトル通り、今回は一人っ子の実家問題について考えてみたいと思います。

 

ちなみに私自身一人っ子です。

だから親の愛情をたくさん受けて育ったし、兄弟ケンカも経験ないのでマイペース。

ひたすら自分の好きなことを好きなだけ没頭するのが好きです。

他人にその邪魔をされたり、人間関係のごたごたは大嫌い。

 

でも一人しかいないので、何でも自分で解決しなくちゃいけないと感じてしまいます。

だから実家の問題もそうですよね・・・

 

自分が育った実家、あなたならどうしますか?

一人っ子だからこそ実家問題は深刻

私を含め、一人っ子には誰も実家の対応について相談できる人はいません。

きょうだいがいないので当然と言えば当然ですよね。

なので、すべて一人で考えて一人で解決しなければいけない問題なんです。

 

ちなみに私は結婚して自分の生活があります。

それとはまったく別の「実家」という家・・・

 

あなたならどうしますか?

 

実家のイメージというと

  • 自分が育った思い出の場所
  • 親が大切にしている宝物
  • 自分がそれをなくしてしまうのは親不孝
  • 自分が継がないと家計が絶える

こんな風に考えていませんか?

一人っ子だからこそ、この変な責任感も感じてしまうんですよね・・・

でも感情的になるのではなく、今一度客観的に実家を継ぐメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

 

一人っ子が実家を継ぐメリット・デメリット

将来的な実家の対応としては

  1. 実家を売る
  2. 実家に移住する
  3. 資産として、住んでいる家とは別に保有し続ける

この3つが考えられますね。

 

あなたがすでに結婚をして実家から離れて生活しているのであれば、そこまで実家に対して執着をすることもないかと思います。

簡単に答えを出すなら間違いなく「1:売る」ですが、「一人っ子」という環境で自分一人にすべてゆだねられることになるため、処分することに対し申し訳なく感じたり、「家自体をなくしていいのか」という点で悩むのではないでしょうか?

いずれは親もいなくなります。

そうなった時に一人っ子の自分だけでどう判断して、どう行動すればいいのかについて考えていきたいと思います。まずは実家を継いで

2:移住する あるいは 3:保有する

という選択肢について考えていきます。

実家を継ぐメリット

  • 思い出のある住み慣れた家で生活ができる
  • 家賃がかからない(固定資産税はかかります)
  • 先祖代々の家を守ることができる

こんなかんじでしょうか?

実家を継ぐデメリット

  • ぼろい・改修が必要
  • 相続税が発生する
  • いずれ売ろうと思っても売れない

 

実家に住みたくはないけれど、実家を全部なかったことにするのは申し訳ないと感じる方はこの「実家を継ぐ」という選択肢も検討すると思います。

しかしそうなると実家のメンテナンスやリフォームなど維持費が発生してくるため、それなりの費用が発生してくるのが現状です。

放置すればいいと思っているかもしれませんが、それはかなり危険な考え方です。

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実家を継ぐのであれば、他の人に危害を与えない・トラブルにならないためにも定期的にメンテナンスをしていかなければいけません。

その覚悟は必要です。

 

実家に入るという選択肢

もしあなたがいずれ実家を継いで、「実家に入る」と考えている場合、このような流れになるのではないでしょうか?

  1. 親がいるうちに家族ごと2世帯で住む(既婚の場合)
  2. 親がいなくなったら、相続をして自分の家族ごと移住する(既婚の場合)
  3. 親がいるうちに一緒に同居する(単身の場合)
  4. 親がいなくなったら、相続をして自分一人で住む

実家であれば、簡単に自分の持ち家にもなるし、新しく家を建てるよりも安く済むというメリットもあります。

しかし長年住んできた実家は劣化もしていることが予測できます。

そのため自分やその家族が将来住み続けるためには、

  • リフォーム
  • 改修

などが必要になってきます。

実家の状態に応じで費用が掛かってくるため、必ずしも「安く住める」と思わずに考えていきましょう。

 

また安易に実家を持ち家にしてしまうことで、将来

  • 新しく家を建てたい
  • やっぱり実家を処分したい

と思った時に思わぬ障害が発生してきます。

そのリスクについて知っておく必要があるので、ご説明します。

リスク1:売ろうと思っても売れない

今日本では深刻な空き家問題に直面していますね?

今でさえ空き家であふれかえっている現状があるため、今後はさらに空き家は増えて、売ることができない状態になるといえます。

 

そうなると私達子供が親の家を永久的に保有し、管理や維持費を払っていかなければいけなくなります。

あなたが「一生住んでこの家を守る!」という決意を持っているならば問題ありませんが、

「実家を壊すのももったいないし、とりあえず住んでみようかな?」

という考えで、実家を継いでしまうことはかなりリスキーだといえます。

 

少しでも「実家から出ていく」可能性があるのであれば、すぐにでも実家の処分を検討した方がいいでしょう。

リスク2:税金が発生する

ここでいう税金は「固定資産税」の他にもあります。

まず親が亡くなってしまったら、その家を自分のものにするために「相続税」というものが発生してきます。

この相続税は

  • もともとその家に住んでいる
  • 別に住んでいたがマイホームを購入していない

場合には、実際に払う税金は控除されることが多いようですが、私のように

  • その家に住んでいない
  • 自分でマイホームを持っている

場合に実家を相続すると、相続税が発生してきます。

 

この「相続税」というのは、かなり複雑で個々の事例から税理士が金額を計算しなければいけません。

 

もし本気で実家を相続したいと考える場合には税理士紹介ネットワークのようなサイトを活用し、相続税の詳細な金額がどのくらいになるのかを相談してみることをおすすめします。

だから私は「親がいるうちに実家を売る」決断をした!

このような事情があるため、私は今後の方針として

「親が病気や介護が必要になった時(老人ホームなどに入居して実家に戻れないと判断した時)に、実家を売却する」

という決断をしました。

なぜ親がいる時なのかは、先ほどの相続税の内容からわかると思います。

 

自宅を売却できるのは、家の所有者だけです。

つまり親が亡くなってしまったら、実家を自分のものへ名義変更(つまり相続)をしないと売却ができないということになってしまうのです。

 

さらに売却をする際には3年目ルールのようなものがあり、

その家に住まなくなってから3年目の12月31日を過ぎると売却した際に譲渡税が発生する

というもの。

 

施設や老人ホームへ入居をすると、必然と住民票が移動になるため、実家には誰も住んでいないということになります。

そのまま3年目が過ぎてしまうと、そこから家を売ろうと思うとその売却額の20%も税金として引かれてしまうことになるのです。

例えその土地が1000万円ほどだったとしても、20%の200万円を税金として支払わなければいけないことに・・・

こう考えると、親が住んでいるうちに売却してしまった方がどんなにお得かわかりますよね?

なので私は、いずれ親が老人ホームなどに入居する時には一緒に自宅の処分もすすめていきたいと思っています。

実家をいずれ売るなら高く売りたい

私はどうせ売るなら、実家を高く売りたいと思っています。

あなたもどうせ売るなら利益が多く出た方が嬉しくないですか?

 

その土地を売る不動産業者によって、査定額が数百万円もの違いが出るって知っていますか?

私もこの実家の件を調べていて知ったのですが、土地や家を売る時には複数の不動産業者に査定に出して、その金額を査定してもらった方が利益に違いが出ることがわかりました。

あなたも実家を売る時には絶対に査定に出して、複数の不動産業者からの見積もりを比較した方がいいです。

いえかつLIFEのような一括査定のサイトを利用すると、簡単に複数の業者からの査定を比較できるのでおススメですよ。

まとめ

長くなりましたのでこの記事をまとめておきます。

この記事のまとめ
  • 一人っ子の実家問題は深刻!自分しかいないから、実家を保存するのか、捨てるのかの選択は重要
  • ずっと将来的に住み続けるなら相続した方がいい⇒相続税などが発生する可能性が高いので「税理士紹介ネットワークのようなサイトからの無料相談で早めに解決を!
  • もし他の場所に住み替える可能性があるなら、実家は負担にしかならない
  • 売却するなら「親が生きているうちに」「(施設入居などで)住まなくなってから3年以内」が重要!
  • 売却の場合は、不動産業者によって数百万の違いが出ることも・・・⇒「いえかつLIFE」のような査定サイトの利用をするべし!

ぜひ一人っ子の実家問題を考える参考にしていただけたらと思います。

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この記事を書いている人
管理人 さやみん
管理人 さやみん
現訪問看護師 ケアマネジャー 元退院調整看護師
総合病院勤務の時に1000人以上の患者様、ご家族様からの介護・病気・終活などの相談に対応。 「その人らしい生き方」「介護で苦しまない」をモットーにアドバイスしています。 治療も介護も正解はない! 「これでよかった」と思える人を増やすべくネット上で活動しています。
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