よくある質問と相談事例

入院中のスマホ・パソコンはNG?通話やネットでやってはいけない4つのこと

さやみん

病気などで入院すると、今までとは違う環境の中で戸惑うことも多いですよね?

そして時間が長く感じて、一日をどのように過ごそうかと悩む方は非常に多いです。

ちなみに私は現役の看護師をしていまして、日々入院している患者さんと関わらせてもらっていますが、いろいろな入院患者さんをみているとお若い方から恒例の方まで幅広い年齢の方が、スマホを活用して1日を過ごしています。

でも中にはマナー違反をしている方もすくなくありません。

病院には病院独自のルールがあり、また入院患者同士の配慮やモラルもあるため、まずはしっかりと病院や最低限のルールを理解することが重要です。

今回は慣れない入院でインターネットやスマホの利用方法がよくわからないという方のために、実際に病院で働く看護師の私が入院中の患者さんがどのように過ごしているのか、またネットを使うためのコツについてもお伝えしたいと思います。

入院中のスマホはOK!パソコンは要相談

入院中にスマホの持ち込みは問題ありません。今の時代は入院中はスマホを使うことは病院でも当たり前の常識となっています。

そしてパソコンはというと、基本的には持ち込み可能な病院が多いですが、中には許可制や持ち込みを禁止している場所もあるので注意が必要です。

必ず持ち込む前に病院に確認するようにしましょう。無断で持ち込もうと思ってもパソコンは、必ずスタッフにも他の入院患者にもバレます。

ですので病院のルールを守るようにしてくださいね。

入院中のスマホの利用でやってはいけないこと4つ

しかしスマホを持ち込んで何でもしていいのかというと、そういうわけではありません。

通話やネット通信など様々な制限があるので一つ一つ理解していきましょう。

大部屋での通話

入院の際は病室を「大部屋」や「個室」などを選ぶことができるようになっています。

あなたが1人しかいない個室を選ん選んだ場合には、その部屋で電話をすることは何も問題がありません。(中には病棟内すべてを通話禁止している病院もあります。)

しかし同室者がいる大部屋の場合には注意が必要です。

いくら小声といえども、カーテン越しに話す声は他の人にとってかなり耳障りで迷惑に感じるもの。

病室内での通話は控えるのが常識です。

病院によっては電話をする場所やスペースが指定されていることもあるので、必ず病院看護師などのスタッフに通話をどこでするべきか事前に確認するようにしましょう。

イヤホン無しでの動画閲覧

最近ではスマホを利用して、動画を見て過ごす方も増えています。今は定額制でいろんな映画やTV番組を見れるようになっているので、入院中の暇つぶしには最適ですよね。

しかしその動画をイヤホンなしで閲覧をしている場合は、大部屋での電話と同じぐらいかなりのマナー違反です。

意外とこのようなケースで不快感を感じていて、でも直接本人に言うことができず、看護師に相談をしている方は多いんですよ。

「マナーがなっていない」とレッテルを貼られると、そこから印象を良くしていくのは難しいです。

同室者となんか関係を程よく保ちながら入院生活を送りたいと考えているのであれば、このようなマナーをしっかり守るようにしましょう。

ルーター持ち込み

特に若い人から

「ここはWi-Fi飛んでないんですか?」

と聞かれるんですが、あまり病院にそんなことを期待してはいけませんよ・・・

基本的に、病院内でWiFiを共有で使えることはありません。

病院は治療に専念する場所であり、さまざまな医療機器が使われているため有害な電波が発生すると正常に医療機器が作動しないなどのトラブルにつながってしまう恐れがあります。

ですのでWiFiをサービスとして提供している病院はないと考えてもらった方がいいと思います。

そしてそのような状況もあり、中にはポケットWiFiのような携帯式のルーモバイルルーターを持参する方もいらっしゃるのですが、このようなポケットWiFiが利用可能かどうかは病院によってルールが決まっています。

最近では使用可能としている病院も増えてきてはいますが、中にはこのような電波を飛ばすようなものを制限している病院もありますので、必ず入院する前に病院に問い合わせて確認するようにしましょう。

病室や病院内の撮影・録音

若い人によくありがちなのが、病院内で撮影をしたりしかもそれをSNSなどでアップをする方。

中には看護師にも

「看護師さーん、一緒に写真撮ってー」

なんて声をかけてきて、「Twitterにあげていいですか?」という方もいらっしゃいます(;^ω^)

気持ち的には嬉しいのですが、SNSとかに病院のスタッフとして出てしまうと医療者のクビが飛ぶのでやめて下さいね(笑)

そして病院内では基本的に撮影はNGです。

私たち看護師も患者さんとの交友関係や情報漏えいにはとても気を使っているので、このようなことがないように、ぜひマナーを守るようにしましょう。

また最近増えているのが医師との面談時にボイスレコーダーを持ち込んだり、スマホの録音するアプリを稼働させているケースです。

きっと患者さん側としては聞き漏れのないように、また後でのトラブルにないようにということで、このような行動を取るのだろうとは思いますが、これはれっきとしたマナー違反です。

万が一不安なことや今後のことで対応したいのであれば、事前に「録音をしてもいいかどうか」を最初に聞いて頂くのがマナーです。

医療スタッフに無断で隠れて録音をしてても、私たち看護師は不審な行動で分かってしまいます。

実際に何人か録音を隠れてしている患者さんや家族を見つけて、注意をさせてもらったこともありました。幸いにもトラブルにつながったことはありませんでしたが・・・相手の許可無く勝手に会話を録音するのはマナー違反ですよ。

入院中の通話やネットに関するよくある質問

ではスマホやネットに関するよくある質問にお答えしていきます。

スマホの充電

スマホの充電は特に問題はありません。病室についているコンセントを利用して充電しましょう。

しかし病院には医療機器の専用コンセントがあって、普通の2穴のコンセントだけではなく、3つの穴があいているコンセントもあります。これは医療用の専用のものですので、絶対に使用することがないようにしてください(基本は使えないようになっています)

マナーモードにしておいた方がいい?

急に大音量で着信音がなると私たちも同室の患者さんもびっくりしてしまいます。

ですので入院中はマナーモードにしておいた方が無難です。

個室に入院している場合などは、特に制限はありませんが、他の患者さんに迷惑にならないようにマナーを守った利用を心がけて下さい。

WiFiはないの?

基本的に病院はネットをする環境は整っていないということを前提に考えましょう。

もしどうしても動画を見たかったり、通信量にとらわれずネットを楽しみたいのであれば、上記で挙げたポケットWiFiのような一期間限定でレンタルができる通信サービスのようなものを利用してみるといいかもしれません。しかしこれも事前に病院側に問い合わせる必要があるので注意しましょう。

スマホを利用する時に便利なサービス

もし病院側がポケットWiFiのようなモバイルルーターを持ち込み可能とした場合には、是非サービスを利用すると暇つぶしなどにとてもおすすめです。

私が働く病院ではモバイルルーターを許可していることもあり、たくさんの患者さんが入院中スマホで動画を見たりネットをしたり、パソコンを持ち込んで仕事をしたりという方がいます。

このようにポケットWiFiがあることで入院中の退屈な時間を趣味や仕事などで有効に活用することができるので、病院が許可をするの前提であれば、ぜひ利用して入院中の時間を楽しんでみませんか?

レンタルWiFi

1週間以上の長期入院になるような場合には、ぜひポケットWiFiiのようなものがあると便利です。

どうしても通常のスマホのプランだけだと利用できる通信料などに制限がかかってしまい、動画などの容量の大きなものを閲覧してしまうと、あっという間に上限に達してネットや動画が見れなくなってしまいます。

しかしポケットWiFiを利用することで、上限がなく、ずっと動画やネットも見放題という嬉しいメリットがあるんです。

このようなサービスは通常だと、月額3000円から5000円程度の基本料金がかかりますが、入院中などの期間限定でポケットWi-Fiをレンタルをしてくれるサービスもあります。

このようなサービスだと1日数百円というリーズナブルな値段で利用することができて、実際に入院している方にも人気のサービスです。

動画配信サービス

入院中って検査や処置がある時はバタバタ忙しいですが、それ以外はご飯がくるまで待ち遠しくてとても退屈だと感じている方も多いと思います。

こんな時には是非このゆったりした時間を活用して動画などをみてはいかがでしょうか?

上記でおすすめしたポケットWi-Fiがあれば、通信料を気にすることなく動画を楽しむことができるので、このような動画配信サービスを一緒に利用すると、かなり入院中の時間を有効につぶすことが出来るようになります。

YouTubeのネット動画もいいですが、今まで見ようと思っていて見れなかった映画などを動画配信サービスでゆっくり見るのもおすすめです。

ちなみに病院ではTVカードと言って付属のTVを見るために、専用のカードを購入しなければいけないところも多いと思います。でもそうしているとあっという間に、1万円などの金額を超えてしまうことも・・・

あれってずっとTVをつけっぱなしにしていると、あっという間になくなっちゃうんですよね・・・

そうやって病室に付属しているTVを見るよりは、定額制で動画を見放題の方が自分で好きな動画を選べるし、お金もそれ以上かかることもないので経済的にもお得といえます。

 

ブログやアフィリエイト始めてみる

「入院して仕事もできなくなってしまったし、収入が途絶えるのが心配」という方におすすめなのが入院中にブログやアフィリエイトなどの副業を始めてみるということです。

今まで全く馴染みがなかった方でも、今私が書いているブログとかなら簡単に始めることができて、うまくいくと数ヶ月で収入が得られることも(個人差は大きいですが。)

あなたの闘病や入院中の経験が他の方の役に立つこともあります。

実際に私も2年ほど前からブログアフィリエイトを初めて月に5万円ほどまで稼げるようになってきました。

もし入院中の時間を持て話していて、少しでもお金を増やしたいと思うのであれば、このような副業のようなことをはじめてみては?

あとげん玉のようなポイントサイトもコツコツためることで暇つぶしにもなるし、お金も増えるのでおすすめですよ↓↓↓


※ちなみに私もこのげん玉で1週間で1万円GET出来ました!初心者でも簡単にポイントを稼げて、現金に換金できるので、入院中の暇つぶしとお金稼ぎを一緒にしてみましょう(*´▽`*)

まとめ

入院中は治療に専念する期間ではありますが、時間が長く感じて有効的に時間を活用できてないと感じているのが多いのも事実。

そんな時は、病院がOKの範囲内でネットが使える環境に変えることで、できることやが一気に広がり、趣味やビジネスまで入院中に出来ちゃうんです。

病気などで入院するのは、ネガティブに感じてしまいやすいですが、そんな時こそ今できることを探して未来の自分のために投資やチャレンジをしたり、今しかないゆっくりできる時間を映画などで楽しんでみてはいかがでしょうか?

この記事を書いている人
管理人 さやみん
管理人 さやみん
現訪問看護師 ケアマネジャー 元退院調整看護師
総合病院勤務の時に1000人以上の患者様、ご家族様からの介護・病気・終活などの相談に対応。 「その人らしい生き方」「介護で苦しまない」をモットーにアドバイスしています。 治療も介護も正解はない! 「これでよかった」と思える人を増やすべくネット上で活動しています。
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