脳梗塞で倒れた田舎の親…施設入居がすぐに決まったその裏技とは

さやみん

「親が遠方に住んでいて、いつかは自分が面倒をみなくちゃ」

「親が急に倒れたら自分はどうすればいいんだろう・・・」

「いつか親の介護をしなくちゃいけないのかな?」

親がいる方は必ず親の介護や死に直面する時が必ず来ます。そしていつやってくるかわからない漠然とした介護の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

でも「いつかは」と思っていても、「今は大丈夫」と感じている方が非常に多いのが現状です。

 

高齢者の介護に予兆はありません。突然自宅で倒れたり、入院をキッカケに介護が必要になる方がほとんどなのです。

私は退院調整看護師として、総合病院でさまざまな高齢者や家族の退院先や介護の相談を受けていますが、その家族のほとんどが「何も準備をしてこなかった」という人ばかり。

さらに遠くに住んでいて、何もできないし、仕事や家庭で忙しい・・・

本当にこのようなケースがとってもとっても多いんです。

でも残念ながら病院は、自宅に帰れるようになるまでは待ってはくれません。病気自体が落ち着いたら退院を余儀なくされ、困り果てるのはあなたたち家族なのです。

そんな家族の行き詰る現状を何とかしたくて、今回は実際に元気なうちから準備をしていて、脳梗塞で倒れた方でもすぐに対処ができたというケースを紹介したいと思います。

突然の脳梗塞で緊急入院

Aさんは自宅でひとり暮らしをしていましたが、ある時言葉が上手く話せなくなり、あるくこともままならなくなってしまいました。

それを見つけた近所の方が病院へ連れてきてくれ、順調に治療はすすみました。しかし軽い麻痺は残ってしまうことに・・・

今後の退院先やリハビリの必要性も含めて、都心部に住むお子さんたちを呼んで医師からお話がありました。

「今後は自宅でひとりでの生活は無理だと思われます。リハビリが出来る病院へ転院をしても、自宅に帰ることは難しく、新しく施設を探すなどしなければいけません。この先は相談員と一緒に考えていきましょう。」

というお話でした。

脳梗塞の場合、麻痺などがあって元のように動けない場合にはリハビリ病院への転院を勧めることが多く、そこで今まで通りに近い状態まで体力や筋力を回復してから自宅に帰るという流れが一般的です。

しかしAさんの場合もともと一人暮らしということもあり、元の自宅で1人で生活するのは難しく、最終的にどこで暮らすのかということを考えなければいけない状況でした。

子供らはすでに施設への相談をしていた

改めてお子さんたちとお話をすると、娘さん・息子さんはすでに方向性を決めていました。

事前に自分たちで都心部の施設の情報を下調べしており、何かあった時にはその施設の空きがあればそこへ入居させるつもりでいたのです。

その施設を私たちも確認したところ施設内でリハビリもできるようで、お子さんらの自宅からも近く頻回に面会にいけるということもあり、Aさん自身も納得してその施設への入居が決まりました。

通常の施設入居までの流れ
  1. 退院の方向性の相談
  2. 退院先の選定(自宅に帰るのか、施設か、病院か?)
  3. 施設などの見学
  4. 入居申し込み
  5. 待機
  6. 入居

普通であれば、医師からのお話を聞いてからとこのような長い期間がかかってしまうものなのです。

あまりにも時間がかかりすぎる場合には、また違う病院へ転院をしたり、とりあえず空きがある施設を勧めたりすることになりますが、ご家族やご本人が納得しないケースもたくさんあるのでスムーズに進まないのが現状です。そしてご本人や家族の負担やストレスが大きくなってしまうのです。

 

しかしAさんのケースでは、この1~3までのプロセスをご家族自身が行っていたことで、かなり退院の調整時間の短縮をすることができました。

ご家族もAさんも納得して施設へ入居されて、お子さんらも面会に行くことが出来て、ご本人も楽しく過ごせているようです。

元気なうちに情報を知ることも、施設を見学することもできる

元気な親を見て「まだいいや」と考えていると、突然の入院や病気で家族は慌ててしまいます。

しかし元気なうちから下調べと相談はすることが可能なんです。

Aさんのご家族は「いつかはしなければいけない時がくる」と感じ、Aさんが元気なうちからお子さんらで今後んことを話し合い、入居させる施設の候補をいくつか考えていたそうです。

ライフル介護では全国にある施設の情報を知ることだけではなく、無料で資料を取り寄せることもできるし、家族だけで見学に行くこともできます。

さらに空き状況を確認したり、施設の方に入居の相談もすることが可能です。

またライフル介護自体にも専属の相談員がいて、無料で個別の相談対応をしてくれます。この先のことや漠然とした悩みを相談することができるので、あなたが少しでも親の将来のことで不安を感じたのであれば、早めに相談することが重要です。

早めに相談をしておくと経済的な負担も減らせる!

突然の入院などで、急いで施設を探さなければいけないとなった場合には、とにかく「空きがある」ことを最優先で施設を探すことになります。

病院からも退院を促されて焦る気持ちで、老人ホームをじっくり検討したり比較する余裕はなくなってきます。

そうすると費用面でもある程度妥協をしなければならないことが多く、実際に入居した後に

「あっちの施設の方が安くて魅力的だったな・・・」

と感じることもあるのです。

もし早めに施設の情報を下調べしておいて、自分の経済状況に合う施設に目途をつけておけば、経済的な面でも失敗を防ぐことが出来るんです。

その点でも早めに施設などを調べておくのはかなりメリットがあるといえます。

何より施設探しという大変な労力を少なくできるということは、自分の家庭や生活を守ることにもなります。

中には施設への入居も出来ず、誰も親の面倒を見る人がいないからと言って都心から田舎まで通って介護をしたり、親の家に泊まり込みで介護をして週末だけ自分の自宅に帰るという遠方介護をしている方も実際にいるのです。

このような負担やストレスも、早めの下調べと相談でなくすことが出来るんです。

施設を見学したからと言って必ず施設へ入居しなければいけない理由はない

施設を調べ始めたら、施設へ入居を強制されたり、入居をしないと違約金を取られると心配をしている方もいるかもしれませんが、下調べや相談だけで施設入居を強制されることは絶対にありません。

ライフル介護はその点でも信頼できる会社で、何かあればサイトの相談窓口で相談や苦情も対応してくれます。

施設へ申し込みをしてみたけれど、「雰囲気が合わない」「知人がいたから」「経済的に負担が大きい」などの理由で施設の入居を断る方も実際にはいます。

お金を支払わない限りは、このような申し込みの取り消しにも応じてくれる施設がほとんどなので安心して、気になる施設を早くから調べてみましょう。

「いつかやろう」はダメ!行動した人だけが自分と親の生活を守ることが出来る

ここまで読んでも、「親はまだ元気だからいいや」と感じている方は、きっと実際に親の入院を目の当りにして後悔するかもしれません。

高齢者の多くは今までの動けていた状態と同じ状態では帰ることができません。

長い入院になればなるほど、筋力が低下したり、さらには認知症も発症しやすく、いままでどおりの生活が出来なくなってしまう方はたくさんいるんです。

そしてたくさんの家族が、そんな本人の状況を見て困り果てているんです。「あなたの親は大丈夫」という保証はどこにもありません。

 

今施設の情報を調べて、下見などをしておくことで将来の不安がぐっと減ります。

ライフル介護への登録や利用は無料なので、特にあなたが負担することは何もありません。そのうえ、気になった施設があれば、空きが出た場合などに教えてくれるので、登録をしておいて損はないといえます。

ライフル介護を利用しておくことで「何かあった時にはいつでも相談・施設入居がすすめられる」という切符を手にすることが出来るのです。

少しでも親の介護や将来が不安なら、今すぐ施設の下調べや相談をすすめていくようにしましょう。

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この記事を書いている人
管理人 さやみん
管理人 さやみん
現訪問看護師 ケアマネジャー 元退院調整看護師
総合病院勤務の時に1000人以上の患者様、ご家族様からの介護・病気・終活などの相談に対応。 「その人らしい生き方」「介護で苦しまない」をモットーにアドバイスしています。 治療も介護も正解はない! 「これでよかった」と思える人を増やすべくネット上で活動しています。
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