コロナ入院患者の重症化の話
こんばんは、今回はなかなか直接的に知ることができないコロナ感染の入院の現状とよくあるトラブルなどをお話してみたいと思います。
最後に特典で、パルスオキシメーターの正しい使い方と、間違えやすい取り扱い方法についても記載してみました!
参考にしていただけると嬉しいです(*^-^*)
感染者病床はどんな感じ?ひっ迫の様子は?
私が勤務するのは、緊急事態宣言地域ではありません。
都市部から離れた田舎の病院なので、そこは考慮して聞いてもらえたらと思います。
私の病院には8つの病棟がありますが、そこの1病棟をコロナ病床として作りました。
そこは軽傷~中等度の患者を受け入れる病棟となっています。
コロナ受け入れ病棟の作り方
作るといっても、「じゃあ今日からそこにコロナの患者さんを入院させよう」という簡単なものではありません。
病棟には、感染者である患者と、感染していないスタッフが一緒に存在することになります。
この両者が交わることは決して許されません。
例えば認知症の患者さんが、「看護師さーん!」と言いながらナースステーションに来られてしまうのは絶対に避けなければなりませんよね?
ガウンなどの感染予防具は仕事中ずっとつけているわけではありません。
手袋、ガウン、ヘッドカバーというのは基本的に患者さんと接する直前に装着して、対応が終わったらすぐに脱がないといけないのです。
そこで病院側はゾーニングというものをします。
1年ほど前、クルーズ船の時に少し話題になりましたよね?
安全な区域をグリーンゾーン(緑)、感染予防具を装着するイエローゾーン(黄)、汚染されているレッドゾーン(赤)というように、病院の床にテープを張り、区分けをします。
そしてオープンなナースステーションに自由に出入りができないよう、簡易な壁とドアを作りました。
何かわかりやすい資料がないかな?
とネットを探したら、ちょっと前の北海道の大学の方が作成された資料がわかりやすかったので、引用させていただきます↓
https://www.city.sapporo.jp/kaigo/documents/isizumi.pdf
ここに掲載されているような基本的な知識から、私も院内の研修で学びなおしました。
感染管理専門ナースから、「そのガウンのつけ方ちがーう!」とみんなの前で怒られたり(笑)愛のある怖い先輩なんです(´ー`)www
このようにコロナ感染者を受け入れるためには、病棟自体をゾーニングし、感染対応のために構造を作りなおしたり、医療スタッフ自体の教育が必須になってくる、ということも知っていただけたらと思います。
そしてお昼の休憩室でも私語は禁止。
怖い先輩の抜き打ちチェックがやってきます(笑)
毎日黙食をし、師長の厳しいお言葉でもちろん外出は自粛。
スタッフ一丸となって、院内感染させないように取り組んでいます。
コロナ対応の看護師ってどんなナース?
ちなみにうちの病院ではコロナ病床を担当する看護師は3年以上の経験があるナースに限っています。
それは精神的な負担もありますが、それ以上に知識・技術を十分に習得している看護師でないと安全に防護具装着や患者対応ができないとされているためです。
(私は子育て中、相談室勤務、ということで配置は免除されていますm(__)m)
ちなみにコロナ病床を担当するナースは固定ではありません。
長期間ストレスの強い職場で働き続けることで心身ともに負担が大きくなってしまう懸念があることから、担当看護師は3~6カ月でコロナ病棟を移動します。
そうやって院内の看護師で協力し合いながら、コロナ対応をさせてもらっています。
ひっ迫の様子は?
医療崩壊と言われていますが、コロナの病床自体は、現在7~8割埋まっているような状況です。
入院は毎日2~3人ほど受け入れており、その入院患者が入ってくるのに合わせて、状態が落ち着いた方を退院させたたり、ホテル療養へ切り替えるなどして対応しています。
このようにまだ調整には余裕があるような状況ではあります。
救急患者は当院ではまだ受け入れ可能な状況ですが、近隣の病院では受け入れを断ることが多いようで、そういった患者さんがうちみたいな病院へ搬送されることが多くなりました。
ですので、病床ひっ迫もそろそろというような状況でしょうか?
どんな人が入院するの?
基本的に自治体の調整センターから受け入れの相談があった方を受け入れています。
あとは当院にかかりつけの方で発熱がある方をPCRなりで検査をし、感染が判明した際には入院となります。
ですので、かかりつけの患者が発熱した場合には、基本的に当院で受け入れしているような状況です。
[box02 title=”入院となるのはこんな方”]
- 当院かかりつけの方(がんや糖尿病などの持病の治療をしている方)
- 肺や心臓、糖尿病、脳卒中の既往がある方
- 65歳以上の高齢者
- CT画像が悪い方
[/box02]
コロナの病状の特徴と他の風邪との違い
ではコロナの病状と他の風邪との違いを個人的な視点でお話したいと思います。
「重症化」とも絡んでくると思います。
「幸せな低酸素症」の怖さ
まず私は医師ではないので詳しい病態生理は、ここでは書けません。
でも看護師として患者とカルテを見ていて、本当に怖いと思うのは、重症化の速さです。
コロナは「幸せな低酸素症」と呼ばれることがあるのを知っていますか?
”happy hypoxia” “幸せな低酸素症”についての記事を見つけたので、引用しておきます↓
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4413/
今スタッフたちは、ここを何より慎重に見極めています。
というのも、重症化の進行が速すぎて、タイミングを逃すとあっという間に手遅れになるからです。
重症化する患者の様子
重症化して、人工呼吸器をつけるような患者で共通するのは、
その日の朝まで普通にご飯を食べて、普通にトイレに行って、普通に電話もして
特に重症化のサインが目立たないということ。
「私、そんなに状態が悪いんですか?」
と言う方も少なくありません。
これ、本当です。
患者自身に重症化している認識がないんです。
でも体の中ではもう肺が壊れそうなほど、ウイルスに蝕まれています。
おきのメディカルクリニックのサイトの画像を引用しました↓
コロナ患者さんは、皆さんこのような画像です。
(初期の画像はすりガラス影と言います。)
何もない方は、変化なくそのまま退院となりますが、重症化すると本当に大変です。
画像にある、下のタイプ2のAから、たった1日も経たないうちにBの画像に移行してしまうんです。
少なからず、うちの病院で重症化した人たちは、
朝は何もなく、CT上で少しずつ影が濃くなっていき、午後にはBのような状態に。
(午後には転院していきます。)
酸素の値も90を切り、リザーバーという高濃度のマスクを必要としますが、本人は苦しくないんです。
これは本当に信じられないです。
このリザーバーマスクっていうのは、お看取り間際の方がされるようなものだと私は認識しています。
すでに意識がない状況か、もしくは「苦しい」ともがいているような患者さんがつけるような酸素マスクです。
そんなマスクを着け、「シャー!」というものすごい酸素を供給する音をさせながら、コロナの患者さんは普通にトイレに歩行していて、
患者「トイレ行っていいですか?」
看護師「動いちゃダメです!!!」(悲鳴に近い)
患者「なんで?」
みたいなやり取りがされるくらい元気なんですよ(T_T)
ここを看護師は、要注意をしながら観察し、重症化のサインを見つけたらドクターに伝え、すぐさま重症の患者を受け入れる病院への転院準備にかからなければいけないんです。
この苦痛を伴わない重症化は、うちのドクターたちも
「こんなのはじめて」「怖いよね」
と口を揃えて言うほど。
このような状況を見ていると、自宅療養中の重症化で亡くなる、というのもなんとなくわかります。
怖いですよね…
重症化のサインとは?病状が進行したらどうなる?
このような重症化の経過をたどる方が多いコロナですが、重症化しているとされた場合には、どのような流れになるでしょうか?
何より酸素飽和度の変化が重要
重症化が怖いといっても、患者さんの肺の中をずっと見ることはできません。
では、どうするかというと看護師の観察で早期発見するしかないわけです。
(医者はずっと病棟にはいませんので。)
血液中の酸素飽和度をパルスオキシメーターを使って、測定しその変化をいち早く察知し、次の対応へつなげます。
パルスオキシメーターで測る酸素の値は、
正常で95%以上を保っています。
パルスオキシメーターを持っている方は、一度装着して息を止めてもらうとよくわかると思うのですが、99%などあった値が、息を止めていると少しずつ96%などに下がるのが目で見てわかるんですよね。
普通の方は95%にするだけでもかなり苦痛です。
重症化する方というのはもっと低い酸素量ですので、コロナの患者さんは呼吸の苦しさを感じづらくなっているということが言えると思います。
この酸素の値が下がってくると、医師へ報告し、少しずつ酸素を投与しながら様子を見ます。
それと同時にCT画像で肺の様子をチェックしながら、モニタリングをしています。
酸素投与の目安は「90%以上を保つように」などとされていますので、朝酸素を始めた時の酸素量が「1L/時間」必要だったとして、お昼には「3L/時間」などとなった場合には、「要注意」となってくるわけです。
ここはトイレなどに動いた体動時の酸素も測定していますので、その変化も見ながら、総合的に考察していきます。
ただ医師も看護師も
「手遅れにしたくはない」
という強い想いがあります。
ですのでこのような患者がいた場合には、医師は、下話みたいな感じで高度医療が提供できる病院の医師と情報を共有しています。
いざとなれば受け入れてくれる病院をここから探し始めている、ということですよね。
患者と家族に状況を説明
患者も苦痛は感じていませんし、「まさか自分が重症化しているなんて…」という方もいます。
そんな方に医師から、病状を説明し、さらに重症化した場合に今後人工呼吸器をつけるかどうかを本人に考えてもらいます。
考えられないような寝たきりや施設入居中の方は家族にお話が行きます。
この辺は、先週配信した延命治療や人工呼吸器の話につながってきますよね。
↓先週配信の記事はこちら※有料※↓
【限定】コロナ禍で救急搬送のたらい回しを回避する裏技
何もしない場合には、当院ですべて対応をします。(お看取りを含めて)
ご家族には、電話で医師が病状を伝え、人工呼吸器などを考えてもらっています。
しかしそこでも、面会ができない中で
「本人は今も元気で電話できていますけど、そんな状況なんでしょうか?」
というような反応が多いですよね。
患者は、悩み、泣き、苦しみます。たった一人で。
私はカルテ上でしかやり取りが見えませんが、患者がたった一人、病室で自分の命と向き合い、苦しんでいるというのは非常に痛感させられます。
家族、仕事、相続…
いろいろやらなければいけないことがあったと。
そして家族に感謝やこれからのことを伝えてくれ、と。
(転院する場合、眠らされるので、自分ではもう伝えられないんですよね)
カルテを見るだけで辛くなる言葉、直接そばにいたらどんなに苦しいだろうと思います。
そんな時にそばで寄り添えるのは、ガウンを着た看護師しかいないんですよね…
転院の場合には、気管挿管をして救急車で移動となる
人工呼吸器を希望された場合には、地域にもよると思いますが、うちの地域では
「挿管をして搬送してください」
と相手方の病院に言われています。
挿管というのは、眠らせて気管に管をいれること。
(意識があれば、死ぬほど苦しいです)
呼吸を人工的にするための、最初の処置ともいえます。
本人にとって、これが最後の自分の目で見る世界になるかもしれません。
そうして眠らされ、気管に挿管したまま、救急車で搬送され、人工呼吸器につながれます。
うちの病院の役目はここまで。
この後は、よくニュースで報道されているような機械につながたような状況になります。
ダーッと書きましたが、少しコロナの入院の現状を分かっていただけたでしょうか?
コロナでの入院も検査もお金がかかる
あと一つ伝えたいことがあるのですが、患者さんの中にはコロナの入院や検査が
すべて無料
だと思ってらっしゃる方が少なくないようです。
確かに検査自体と治療そのものはお金はかかりません。
しかし、病院では初診の場合には初診料も取りますし、うちのような急性期病院では紹介状がない場合には一律5000円の費用をいただいております。
このような認識がないと、請求金額を見てなかなか納得できないのもわかりますが、病院によっては高額な費用を請求されるということを覚えておいていただけたらと思います。
患者からよく聞かれる質問や要望ベスト5
では次に患者さんからよく聞かれる要望や不満、クレームなどを集めてみました。
食事が美味しくない、病院食以外を食べたい!
食事は人間の楽しみでもありますもんね。
言いたいことは私もよくわかります。
病院食は味気ないし、がっつりお腹いっぱいにはなかなかなりにくいですよね…
でも病室から出ることは絶対に許されません。
入院中は我慢して食事を食べていただくのですが、優しいうちの病院?は患者さんの要望に応えて、看護師が買い物代行で売店で買い物を請け負っています。
アイスや特定のパン、コーヒー、唐揚げ、さまざまな希望を聞いて、看護師が毎日大量のビニール袋を持って患者さんに渡している姿を見ています(;・∀・)
対応は病院によりけりでしょうか?
ネットは使えないんですか?
病院には基本的に患者用のWi-Fiはありません。
ですので、youtubeなどをずっと見ているのは難しいといえます。
ですが、中にはモバイルルーターのようなものを持ちこんで、パソコン、タブレット、スマホと完全に準備を整えて入院される方もいます。
レンタルもできるので、入院となった場合には一時的にWi-Fiを使うのもアリかもしれません。
つまらない、おかしくなりそう!
このボヤキは元気な人からは結構聞かれますね(笑)
そのくらい何もすることがないんですね。
病室内で筋トレしていた患者もいました。
夜眠れないんですけど…
病棟なので、さまざまな患者が入院しています。
個室対応だとしても、他の患者さんが大声を出したり、夜中徘徊をして、他の方のお部屋に入ってしまうことも。
入院している患者さんが高齢者がほとんどなので、せん妄と言って、元気だった方が徘徊したり大声で叫んだりしてしまうことは結構あるんです。
元気な方からしたら、眠れず不安な入院期間になってしまいますよね…。
どのくらいで退院できますか?
10日ルールと言って、症状が出てから10日したら退院許可が下ります。
たとえ陽性でも退院です。
今まででこんなケースがありました。
入院中ずっと陰性にならずに、10日間が過ぎ退院へ。
しかし陽性のままでは、家族が家に退院して自宅で受入ることを拒否。
結局、ホテルへ退院した方もいました(もちろんホテル代は自費です)
高齢者の一人暮らしや老々介護で、体力が落ちた場合には、遠方にいる家族に迎えに来ていただきます。
「面倒見れません」は今の現状では、病院は寄り添えません。
前の記事でもお伝えしましたが、どんなに寝たきりなろうと、家族に引き取ってもらっているんです。
介護から逃げる方法は以前の非公開記事でお伝えした通りです。
↓コロナで入院した高齢者がどうなるか、家族の負担の軽減法はこちら(有料)↓
https://xn--pckwb9a987w9c2e.site/himitu110/
特典★パルスオキシメーターの正しい使い方
最後に重症化のサインともいえる酸素の値を測るためのパルスオキシメーターの正しい使い方をお伝えしたいと思います。
正しく使わないと適切な値が表示されませんので、参考にしていただければと思います。
一番重要なのは「脈拍」
まず酸素の値(%)を見る前に、してほしいのは、必ずその横に表示される脈拍を見ることです!
よく新人ナースがやりがちなのは、
「先輩、サチュレーション(酸素の値のこと)が93%しかありません!」
と焦って報告とかですが、その横の脈拍の表示が30とか40(1分間の回数)とかだったりします。
(誰でもの脈拍は1分間に「60~80回」くらいはありますよね?)
それは適切に測定できていないといえます。
心配だったら手首で脈を測ってみましょう。そこで脈拍のタイミングが同じだったら大丈夫です。
脈拍を適切に測定できていないということは、その酸素の値も適切ではないんです。
ではなぜ適切に測定できないのでしょうか?
それは以下のような要因があります。
低い!と思ったら確認すること
酸素の値が低すぎて、ちゃんと測定できていないかも?と思ったら、以下のような原因が考えられます。
指先が冷たい
患者さんでも多いです。
指先が氷のように冷たい方。
このような人は循環不全ともいえるので、適切に測定できません。
対処法は、手を温める!
看護師だったらその場で、自分の手で患者の指を包み、マッサージしたりして、指を温めてから測定しなおします。
あまりに冷たい場合には、温かいタオルなどで保温するのもいいと思います。
奥まで指が入っていない
指がしっかり奥まで入っていないと正しく測定できません。
また関節リウマチなどで、指先が変形してしまっている方も測定が難しいこともあります。
そのような方は指先に巻き付けるタイプのパルスオキシメーターもあるので、こういったフィットしやすいものを選ぶのもいいと思います。
マニキュアや汚れはないかを確認
手や指にマニキュアや汚れがあると適切に表示されません。
しっかり落として清潔にしてから測定をしましょう。
外部の光が差し込んでいないか
パルスオキシメーターは赤い光を指の血管に透視することで、酸素の値を測定します。
ほとんど機械は大丈夫だと思いますが、故障などでその赤い光の部分に外部の光も入ってしまうような場合には適切な測定ができません。
焦ってしまう
指にパルスオキシメーターを着けて、すぐの値を見ていませんか?
少なからず30秒くらいは様子を見てみましょう。
最初は低く表示されても、徐々に正常の値に上昇することもあります。
機器が脈拍をしっかり感知するまでに、機械によってスピードも違います。
ですが、体動時といって動いた直後の酸素の値を測定する場合には、その変化も重要となります。
動いた直後の値と、5分後の値などを比較することもありますので、状況を見ながら判断をしてもらえたらと思います。
絶対にしてはいけないこと
パルスオキシメーターを利用する際に絶対にやってはいけないこともお伝えします。
ずっと装着したままにする
酸素の値を知りたいからと言って、ずっと機器を装着したままにするのはやめましょう。
皮膚の損傷(赤くなったり、傷ついたり)や中には熱傷となってしまうケースもあります。
勝手に自己判断で酸素投与をする
自宅で酸素を使っている(在宅酸素)方もいますよね?
そのような方の場合、パルスオキシメーターで測定をして、
「値が低かったから酸素の量を増やそう」
というのは絶対に、絶対にやめてください!
重要なので、もう一度言います。
医師から許可がないのに勝手に酸素の量を増やすのはしないでください。
ここを読んでいるのが家族側だったとしても、親の酸素量を勝手に変えてはいけません!
その理由は「死ぬことがある」からです。
COPDなどの閉塞性肺疾患がある場合には、適切な酸素管理が必要です。
説明をすると難しくなりますが、このような方の場合には、酸素を投与しすぎることで、
脳が「もう呼吸しなくていいや!」と判断してしまうんです。
自己判断で酸素量を変えてしまい、救急搬送される方は少なくありません。
家で酸素を使っている方で、値が低い、苦しいとなった場合には、酸素の量は変えずにすぐ主治医へ相談してくださいね。
パルスオキシメーターを使う際に知っておいてほしいこと
最後にパルスオキシメーターを使う上で皆さんに知っておいてほしいことをまとめました。
コロナの診断には使えない
まず抑えておいてほしいのは、コロナの確定診断がついていない人がパルスオキシメーターを使ったところで、何の判断にもならないということです。
「酸素の値が低くなった = コロナで重症化した!」
ということにはなりませんので、パルスオキシメーターを使う意味というのをしっかり理解していただけたらと思います。
重症化の判断にはならない
重症化とされるのは、あくまでもCT画像などさまざまな材料をもとにした判断です。
酸素の値は指標にはなりますが、転院や人工呼吸器装着についてはは、医師が総合的に考察をして判断をすることです。
一概に「重症化したから転院すべきだ」と決めつけることはできませんので、ご理解いただけたらと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました!
少しコロナ入院の現状を知っていただけたでしょうか?
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また、少しでも医療現場を知ってほしいという思いからインスタをひっそり始めました(笑)
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(返信が立て込んでいます、お返事が返せない方もいます、大変申し訳ありませんm(__)m)
相談が多くなってきたこともあり、2月くらいからみんなで悩みを共有し、一緒に考えられるようなネットの場所を作っていきます。そこで相談窓口を一つに絞っていければと思います。(個別相談を申し込みいただいた方は、個別フォローさせていただきます。)
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長文、読んでいただきありがとうございました(*^-^*)